少子化対策はこれで!でも書きましたが、
子どもが既にいる家庭で「もう1人」を躊躇させる理由は「お金」
最低でも1人あたりの教育費 1,000万円なんて言葉を聞くと、それは無理〜と思うのも当然。
ただ、この1,000万円が一気にいるわけではないので、そんなに恐れることはないのです。
でも、子どもの成長とともに、じわりじわりと家計を締め付けるのが「教育費」。
まず、子どもが生まれてすぐに直面するのが「通信教育」のダイレクトメール。
どこから住所や名前を入手したのか、しっかりと子どもの名前で通信教育の案内が送られてきます。それも、赤ちゃんが喜びそうなオマケつきで。
会費も安いしやってみようか……と入会したら、毎年少しずつ価格があがり小学生まで続けるというレールに乗っちゃいますよ。最初は月あたり1,500円程度だったものが、3,000円、5,000円とアップしていきます。
こんなものはまだかわいいほう。大きくなったら「バイリンガル」と英語教材などを購入すると、ウン十万円とケタが違うお金が入用になります!
次に遭遇するのが、おけいこごと。3歳から4歳あたりになると、おけいこを始める人たちが増えていきます。
一番よく聞くのが「スイミング」。費用は7,000円程度というところでしょうか?
あとは「ピアノ」や「バレエ」なども多いですね。これらは、個人レッスンなどもあるので費用は一概にはいえませんが、2千円や3千円で出来るものではありませんよね〜。
また、幼稚園お受験組も出てきます。これらの人はその手のお教室に通うことに。これらの費用は他のおけいこごとから比べるとちょっとお高め。月3万円クラスのところもあります。また「体操教室」などに入るのもお決まり。あれこれとお金はかさみます。
もちろん、お受験しない組でも、「習字」や「絵画教室」などに通う人も多いですよ。お月謝は数千円〜でしょうが、数が増えると、どんどんと費用がかさんでいきますよね。
ということで、「そろそろ2人目を……」と思うタイミングって、上の子どもがこんな感じで育っているわけで、「これがもう一度!」と思うと、少し躊躇してしまうのです。
子どもが可愛いと思うし、もう1人欲しいと思っても、お金を考えると……
って思っている人、本当に多いと思います。
これらのファミリーのほとんどがサラリーマンで、年々税負担や保険料負担が多くなり手取りの収入が目減りしている人たち。
収入は減るという先行き不透明なこの時代に、もう1人子どもを産むっていうのも、かなり覚悟を決めないといけないのですよね。
この現実を、多くの人に知って欲しいですね。特に、少子化問題を担当されている厚生省の方々に……